現在、民法（相続関係）改正が議論されています

昨日、7月度の東京FP塾に出席しました。

テーマは、『民法【相続法】改正の背景』でした。

現在、法制審議会　民法（相続関係）部会で、相続に関する改正が議論されています。

平成28年6月21日には、『民法（相続関係）等の改正に関する中間試案』が取り纏められ、これに対するパブリックコメントの手続も実施されました。

その後も、ほぼ毎月会議が開催され、民法改正について議論が継続されています。

中間試案の主な項目は下記の通りです。

1．配偶者の居住権を保護するための方策

①配偶者の居住権を短期的に保護する方策

②配偶者の居住権を長期的に保護する方策

2．遺産分割に関する見直し

①配偶者の相続分の見直し（断念か？）

②可分債権の遺産分割における取扱い

③一部分割の要件及び残余の遺産分割における規律の明確化等

3．遺言制度に関する見直し

①自筆証書遺言の方式緩和

②自筆証書遺言の保管制度の創設

③遺言事項及び遺言の効力等に関する見直し

④遺言執行者の権限の明確化等

4．遺留分制度に関する見直し

①遺留分減殺請求権の効力及び法的性質の見直し

②遺留分の算定方法の見直し

③遺留分侵害額の算定における債務の取扱いに関する見直し

5．相続人以外の者の貢献を考慮するための方策

①相続人以外の者の貢献を考慮するための方策

詳細について関心をお持ちの方は、お気軽にご連絡下さい。

また、下記サイトからも最新状況を確認できます。

http://www.moj.go.jp/shingi1/housei02_00294.html

大きな動きが有りましたら、またご報告致します！